書道を始める方から書家の方まで、書道をされる方、必見です!!
この本は、日本・中国における書法用語(書道の表現と技法に関する術語)を解説したものです。
既刊の書道辞典類といわれるものは、ほとんどが書道史的な内容が中心で、書法関係の術語などの項目が乏しいのが現状です。しかしこの本は、書論の独特な専門用語をわかりやすいく、また調べやすい辞書になっています。
長年、書論を研究されてきた森高雲先生だからこそできた本だと思います。
書道を学ぶにあたり、書論を勉強することは、臨書の次にとても大切なことです。書論を勉強せず、やみくもに書を学ぶことは、真っ暗な闇をさまよい歩くようなものだと思います。
ぜひこの一冊を手元において書を一緒に学びましょう。
■詳細
『書法用語辞典』定価(本体12,000+税)
B5・上製本・丸背・336ページ・カバー付
平勢雨邨・森高雲 編
■本辞典の特色
・古代から現在までの和漢の書論における用例
を豊富に引用しながら、具多的で詳細な解説
をほどこし書法の解明に努めた。
・解説には300点以上の図版を付し、理解を
より具体的なものになるように工夫。
・見出し項目が解説文中に出てきた時は、必要
に応じて該当項目を参照できるようにアスタ
リスク(*)を明示し、クロスレファンス
(相互参照)の便を図った。
・固有名詞(人名・書籍・書蹟・地名・年号等)
難読の語には割りルビを付した。
■分野一覧(一例)
・運筆 全般的な筆の運び方に関するの
・学書 書道学習に関するもの。
・結構 点画の構成・字形の取り方に関する
もの。
・故事 書道に関して、昔からのいわれある
ことがら。
・字体 文字の形とそのそのスタイルに関す
るもの。
・その他 執筆、章法、書式、書体、書風、
書流、拓本、筆意、筆勢、表装、
用具、用筆、用鋒、用墨、雑等
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